KANAZAWAyuuki
ポロクルで札幌あちこちサイクリング
更新日:4月9日

待ってた!今日の天気を!快晴だ!ウキウキして出かける。道すがらポロクルのアプリで、ポートにある自転車の台数を確認し、創成川沿いを歩く。
午前11時。川沿いの緑がきれいだなぁ。ポートへ行くと、半分くらいの自転車が自分を待っていた。ふむ、
今日のわたしの相棒はチミかね?それともチミかね?
と充電量やタイヤの元気よさをチェック。
「ふふふ、こいつに決めた♡」とカードをかざして貸出スタート。もともと会員登録してるから、カードかざすだけでよくてホント便利!
会員登録していなくてもWEBや観光案内所・ホテルで購入できる「1日パス」もあるから、友達が遊びに来てくれたときにも一緒に乗れるという、利便性。札幌では札幌駅から大通公園の辺りなどは、あちこち観光施設もあるので、案内するときには便利なのよね。
さて、本日はおひとりさま。しっかりヘルメットを被る。が、もともと髪が短い自分。
パッと見は、ヘルメットか地毛か区別がつかんが、
安全のためにはちゃんと被ります。

早速自分のランチを買いに向かう。チョコレートで人気のある「SATURDAYS Chocolate Factory Café」。しかしまだ自分がまだポロクル仕様になっていないため、ややタイヤが揺れる。でも電動アシスト付きだから、いつの間にかスイスイ。
そうっと邪魔にならないようお店の敷地内に自転車を停めて、店内へ。エビマヨのマフィンサンドを注文。合わせてポテトと、チョコレートのドリンクも頼む。あああ、いい香り!少し待って受け取り、自転車のカゴにそうっと入れて、さぁ出発だ!
この街なかは一方通行も多いし、人通りもあるので時々自転車を降りる。今季初の運転は最初だけドキドキする。ヨロヨロしていては他の人の迷惑になってしまうので、しっかりここは押し歩きで二条市場を眺める。
う、旨そうじゃないかぁ!!
観光客向けにお高いのかと思えば(もちろん高級カニもあるけど)、近所のスーパーに引けを取らないくらいお手頃価格の「池田商店」。新鮮な牡蠣や、貝類、マグロも売っている。えええ。今は買えないや。帰りに寄るか、また別日だな…。
指をくわえて歩きながら、そのまま角を曲がると、何だかオシャレ~なお店「&Vogue SHOP」が見えた。あ、ここ知ってる!クルマで通り過ぎることはあったけど、自転車だとこんなに気軽に来られるとは。
薄暗い入口を思い切って入ると、中はグリーンランド!なんちゃって。手前の植物たちが迎えてくれたと思いきや、思ったより店内は奥に広く、色とりどりのアート作品やアクセサリー、洋服まで!なんというワンダーランド!髪の毛が短いくせに、かんざしが可愛くてついつい手に取ってしまう。
眺めた後に、また出発。よし、今度こそ豊平川に向かおう。楽しい店が多いなあこの辺は。と思っていたらまたもや今度は、八百屋「南里商店」に惹かれてしまった。再び自転車を押し歩きして、忍者のようにそっと近寄る。店先に並べられた野菜が眩しい!と同時に併設するカフェの店内から香るカレーが誘っている!
ランチのデザートにみかんを1つ買って(子どものおつかい…?)、店を出た。
この辺りで、自転車走行に慣れてきた。普段あまり運動もしないから、最初は危なっかしい我が運転も、なかなか様になってきたではないのか?ん?と思っていたが、気が付いたら変速が「3」から「1」に。あれ?どうりでなんだか途中からペダルが軽いと思ったのよね。やたら足動かさないと進まないし!
多分、自転車を店頭に停めたり動かしたりしているうちに、触っちゃたのかな。
信号で停まっている間に、手際よく「3」に戻して
(ごめん、ここのくだりは嘘です。もたもた直した)サイクリングロードへ到着。
でも不思議…電動アシストのせいか、変速がいくつだろうが自分が頑張っている感がない。ラク過ぎるぅ。
よし。ここにはクルマがいない!一般道より安全なところに来て、安堵する。
だってね、やはり信号とか、人とか、クルマとか、一方通行とか、クルマとか、そういうのずっと気にした上で、運転技術が伴っていない分、なかなかね。大変なんですよ、自分はさぁ。

広い坂道を気持ちよく降りて、サイクリングロードに!到達したよ、わたしは!
左側通行と、ウォーキングする人たちには気をつけながら、気持ちよく走り出す。
あああ。いいねえ自転車。風を切って走れ~!ららら~ランチ!そうランチ!ちょうど時間は12時。先の方に見つけたベンチの前で自転車をキキィと停め、ウキウキランチタイム♪

いよっ待ってました!ぷりっとしたエビマヨが、ちょっとエスニックで美味しい。ポテトも甘くてほくほく。へへへ。青空の下で食べるお昼ご飯は、何でこんなに人の頬をグダグダにするんだろうね。うまうま。
みかんを食べ、ドリンクも飲み干し、再び走り出すことにする。目の前には南大橋が見えてきた。ぐっと足に力を込めたり、お尻をちょいと上げてみたりして自転車乗り上級者(勝手なイメージ)の真似で橋の下をくぐる。
へいへい。誰か見てくれこの勇姿。

1分で疲れたので、豊平川の近い方へちょっと戻ってみた。風がぶわっと迎えてくれ、その遠くから激しい水音が聞こえてくる。自転車を降りてちょっと近づいてみると、思ったより流れが早い。でも、その川音と風が気持ちよくて、また自転車に乗った。
気分次第でちょっと止まったり、スピードを緩めたり、また走り出したり。そういうことができるのは自転車の良さだよなぁ、と改めて思う。
豊平川を満喫したので、戻ることに。お、13時を過ぎたね。時間を確認し、横断歩道を渡って川沿いの道の下に降り、裏道を走る。こんなところ通ったの初めて。
行けるかな?と伺いながらも走れるこの気軽さよ。間違ってたら戻ればいいや、と何となく目当てのお店の方角へとペダルを踏む。
予想以上に快適な裏道を通り、表通りに。クルマの量が急激に増えるのでちょっとビビりながらも安全運転で信号を越え、また緑の中を駆ける。
右手見えてきた「Agt」。ここで水分補給!と立ち寄る。珈琲にしようと思っていたのに、「玄米甘酒」を使用している、いかにもカラダに良さそうな「ムージュ」というもの発見(もちろんノンアルコール)。
ああ、わたしって身体を労わってるぅ!
という感じに惹かれて(自己満足というものです)こちらを購入。「こめサン」もまた知らない味があったので、テイクアウト。ショップを眺めてから店を出た。
ここまで来たから、中島公園を通って帰ろう。
緑の中、自転車を押して入り、広くなったところでゆっくり漕ぎ始める。子どもたちやカップルが楽しそうに過ごしている。
人の邪魔にならないよう気をつけて、スピードを落として…ってうぬぬ。ゆっくり自転車走行するってちょっと難しい!これ、無理だよね!初心者にはハードルが高いので(自分だけ?)勢いよく降りて、豊平館の前を押し歩きする。クリーム色と、品のあるこの豊平館ブルーがなんとも言えず美しい。

川沿いの景色と、緑の中の歴史的建築物を眺められて、今日はなんていい日だろう。そろそろ創成川の方まで帰ろうかな。いや待って。これはポロクル。借りたポートと別のポートへの返却でもいいという、素晴らしいシェアサイクルだから!
立ち止まってアプリを開き、返却できるポートを探す。近くの3か所のうち、空いているポートに向かう。
14時を過ぎて、中島公園から正面の方向にあるポートに自転車を戻す。借りてからちょうど3時間くらいかぁ。走った距離は約5.5キロ。大したことない距離かもしれないけど、寄り道しながら楽しむから、充実したサイクリングだったよ。
しっかりと施錠して、そのあとにENTERボタンを押した。画面にしっかり「返却」と表示されたことを確認し、カゴから荷物を取り出す。
ほぼ同時にスマホにも「返却完了」のメールが届いていた。
今日の相棒に、ありがとね!と心の中でお別れし、歩き出す。

あぁ楽しかった!電動アシストのおかげで、結構走ったわりには疲れてないなぁ。
今度またポロクル旅しようっと。
次の旅を妄想しながら、まずはビールを探して歩きだす。帰り道は飲んで帰ろう。健康的な大人の休日。
札幌は雪のシーズンが長いので、ポロクルで楽しむのは4月~11月頃まで。その年によって開始月日はやや変わるので、ホームページでしっかりチェックしてから活用してね。
ポロクル詳細はこちら! https://porocle.jp/
(後日感想)翌日は筋肉痛もなし!電動アシストってすごい。自分では買えないからやっぱり借りよう…。

※このエッセイの動画版はこちら!もう見るしかない。
【今回のポロクル旅で立ち寄った場所】
*「SATURDAYS Chocolate Factory Café」
住所:札幌市中央区南2条東2丁目7-1
電話:011-208-2750
定休日:水曜
*「池田商店」
住所:札幌市中央区南3条東2丁目8
電話:011-251-7749
定休日:不定休
*「&Vogue SHOP」
住所:札幌市中央区南3条東2丁目6番地2 1F
※2Fはギャラリー・レンタルスペース「&Vogue gallery」
電話:011-218-2771
定休日:不定休
*「南里商店」
住所:札幌市中央区南3条東3丁目1
電話:011-222-2745
定休日:不定休
*「Agt」
住所:札幌市中央区南16条西4丁目1−10
電話:011-522-2714
定休日:木曜
(2021年6月現在)