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電動自転車に乗って札幌観光「ポロクル」

最終更新: 11月24日

【い】移動はこれ!シェアサイクルで札幌市内めぐり

   市内各地のどこでも借りられて、どこへでも返せる

   この便利さは他にはない!


 先に言っておくが、わたしは自転車の運転が苦手だ。端的に言えば「下手」。よくもタイヤがふたつしかついていない不安定な乗りものに、人は乗っていられるんだ。18歳の頃によろよろ運転していたら、クルマとぶつかった。あれから自転車に対して、良い印象はない。自動車の運転免許を取ってからは、もっぱらクルマ移動。

 しかし!札幌市に来てからそれは変わった!!

 まず札幌駅や大通公園周辺に行くことが多い。

 クルマ移動の場合、一方通行の多い市街地はちょっとでも道を間違えると、とんでもない目に合う。しかも出張で来ているときなんかは、レンタカーもなく公共交通に頼ることもあるので、微妙な距離の移動にヘロヘロになり、仕事の終わりにはタクシーに乗ることもしばしば。

 もう、経費いやんの世界。そこで便利なものとして知ったのがシェアサイクルの「ポロクル」。日本全国、いくつかの都市で似たようなものはあるんだけど、ここ札幌にも!2019年度からはついに電動自転車になったから、快適さは抜群!


 しかもね、札幌市内にポート(自転車が設置されている場所)は約40か所もありましてね。これどういうことかというと

どこで借りても、どこへ返してもいいのです。

 レンタカーの「乗り捨て」ってあるよね(新千歳空港で借りて、札幌駅で返しちゃうとか)。それって確かに便利なんだけど、これまた「乗り捨て料金」が結構高い。あんまり現実的ではないのよ…だけど、ポロクルは40か所のポートのどこに返してもいいわけだから、すごく使い勝手がいいわけ。


 話聞いてるだけじゃわからんだろうから、仕方ない身をもって教えてあげるよ。

 もう一度言うが、わたしは自転車の運転が下手だ。

 まずはアプリをダウンロードすることから。それが面倒な人は、1日観光に使えるチケットが、市内のホテルやコンビニで販売されてます。

 アプリから簡単に会員登録すれば、そのまますぐに使えちゃう。スマートフォンをもって、自信をもってポートへGO!どきどき。


 札幌駅からほど近い、東急百貨店前のポートからスタート(南側にある11番ポート)。行ってみたら、なんと残り1台。しかも、たった今、颯爽とポロクルに乗って姿を消すお兄さんが!!待って!乗り方教えて!

 アプリで前もって台数をチェックして予約しておけば安心らしい。しかし、わたしはそんな上級者的なことをまだしていなかったので、いきなりポートに来てしまった。残り1台を慌ててスマホから予約する(ホームから「ポート情報」を選ぶと予約ができます)。

 加えて、スマホの交通系ICカードがあれば、数字を登録するとそのままスマホが鍵になるという便利さ(アプリのマイページの「カードキー登録」を押すとできます)。

 赤い電動自転車を、枠からがしゃりん、とはずして自分のものにする(借りてます)。おおお。

ちょっと待て。

サドルの位置が高すぎて、足が届かない。

 

 東急百貨店というこの優雅な場所の前で、自転車に翻弄され右往左往する怪しいオンナ。サドルのレバーがまた固い。ぐぐぐっと押して、なんとか自分の足の長さに調整。低いなおい。

 自転車のこの重量加減、まさに電動!というか、わたし電動自転車に乗るの初めてなんですけど。大丈夫かね?恐る恐るまたがり、ハンドルの感触を確かめてゆるゆると足を動かしてみる。お。思ったより安定している。


 ふむ。行ってみようか。思い切ってペダルを踏んでスピードに慣れた方が、倒れないって、お父さんが言っていた!!(幼少から何度も聞いて特訓されたからね)えい!ペダルめ!えい!と体重をかけて踏むと、それはいとも簡単に前に進んだ。

 やばい!ハンドルで方向を!

 ……。電動自転車ってよく動きなさる。なかなかの手ごたえ。一度みずほ銀行にでも寄って、記帳でもしてこようかね。などと必須の用事ではないくせに、立ち寄る始末。まだわたしには余裕がない。


 記帳して少し冷静になった自分の足で、銀行を出る。そこにはわたしの赤い自転車が待っていた(借りてます)。なんだか愛おしくなってくる。自転車の向こうには、赤レンガテラスが見え、その奥には赤レンガ庁舎がどっしりとした風格でこちらを見ている。ああ、その確固たる風貌。見習って、落ち着いて運転しよう、うん、そうしよう。それにしても右レバーに数字の「3」と出ていた。恐らくギアなんだろうけど、使い方がわからないわたしは、永遠に「3」のままだ。

「永遠の3」

 赤れんが庁舎は、美しくリニューアルするために、しばらくはお休みらしい。完成後の姿を想像して、再び自転車にまたがる。今度は気持ちよく滑り出した。札幌駅からまっすぐに伸びている大通りに戻って南に向かう。

 この通りは、観光客もビジネスマンもとても多い。みんな似たような場所に向かっている気がする。そこを自転車ですすいと通り抜ける、この快適さ。

なかなか様になってきたんじゃないか、わたしも。

この運転姿。誰か見て。


 緑が見えてきたところで、そこは大通公園。

 ちょうど左側が3丁目になるので、そこから公園内に入ることにする。公園内は自転車に乗ってはいけないので、降りて押すことになる。んもう、仕方ないわね、降りるしかないのね、と誰よりも早くぴょいっと飛び降りる(自転車の運転が苦手なおばさんって、足が短いせいもあるけど、やたら飛び降りるのを見かける。わたしだけ?気のせい?うちの母だけ?というかわたしも飛び降りた)

 それにしても、この下手なわたしでもポロクルの自転車は運転しやすい。それは間違いない。電動だから重量があって安定するからかな。ウム、なかなかよのぅ。


 夏季限定の大通公園名物「とうきびワゴン」を見つけて嬉しくなる。北海道はとうもろこしが旨い。本当に旨い。夏の時期に、生でも食べられるのが売っていて、驚いた。今日は9月も終わりなので、普通のとうもろこし(北海道ではとうもろこしを「とうきび」と呼ぶよ)。

 「蒸したのを1本ください」と購入し、手をアチアチしながらベンチを探して自転車と移動。お天気の良い日に、公園でとうもろこしを食べる、この幸福!あああ、ビール飲みたい!

 ビール飲みたい!サッポロクラシック飲みたい!

 ‥‥‥‥‥。

 アルコール飲んで、自転車の運転はしてはいけません。知ってます。だから我慢しますって。しょぼん。



 芝生でくつろいている観光客、噴水に喜ぶ市民の子どもたち、日陰を探すサラリーマン。たくさんの人が大通公園を、思い思いに過ごす。せっかくなので、そのまま1丁目のテレビ塔付近まで歩く。自転車借りたのに、歩いてるし…!!でも公園内は乗ってはいけないので仕方ないの、ね。

 とうもろこしをガジガジしながら、当てもなく。気持ちよい。テレビ塔の前には、修学旅行生らしき高校生が集まっていた。楽しそうだなぁ。10代の若さ。でもね、こんな普通の平日に気まぐれにポロクルに乗って、銀行に行ったり大通公園にきてとうもろこし食べたり、散歩する大人も、結構幸せなのよ。

 あとはサッポロクラシックが飲みたい。


 だってね、さっきのとうきびワゴンもそうなんだけど、テレビ塔の下でもビール売ってるんだもん。これ飲んでいいってことだよね?

ということで、ポロクルを返却することにします(早い!!)

 いいのいいの。こういう気ままに借りたり、返したりができるのが、ポロクルの良さ。

 アプリで最寄りのポートを探す。一番近いのが「南1条通りJCB札幌東ビル前」の15番ポート。すっかり慣れた足取りで(?)自転車をこいで道を進む。お、ゴールが見えてきた。


 ん?さっきと違ってポートにはかなりの数の自転車が停まっている。まさかゴールと思った場所に、停められないなんてことはないでしょうね…(アプリで確認すればよかった)。

 あ!1ヶ所だけ空いてるう。危ない、危ない、サッポロクラシックゲットまで時間がかかるかと思ってしまった。よかった。ここで返却して、クラシック飲みに行こう。


 自転車をポートに停め、手動で施錠する。がしゃん、と鍵が下りて表示画面に「返却」と出る。とほぼ同時にスマホにもメールが届く。「返却完了」という名で貸し出し時刻や料金が書かれている。よし。「安全運転でのご利用、ありがとうございました」とある文字を見て、恐縮するのはなぜだろう。


 ということで、サイクリングタイムを堪能したわたくしは、テレビ塔にまた戻りまして。テントで売っているサッポロクラシックに向かう。

「クラシックひとつください!」と頼むと、おばさまはゆっくりとサーバーでそれを入れながら「今日はお天気よくて気持ちいいわねー」と話しかけてくれた。ついつい「そうなんですよ!気持ちよくてクラシックが飲みたくなったんで、借りてた自転車、返してきました!」と余計な情報まで話す始末。

 おばさま、いやな顔ひとつせずに「あ、そうね、飲んで運転しちゃだめだもんね」と返してくれた。


 クラシックを受け取って、ごくり。

 ああ、運転後のビールは格別だ。



 ポロクル、また今度「行き」の移動に使います。「帰り」は多分飲んでるので、地下鉄を使います。よろしくです。ありがとう。

 そういえば、テレビ塔ではポロクルの1日利用チケットも販売してます。観光だとその方が便利かもしれない。ちょこっと借りならアプリを入れて時間で借りるのがお得です。


 最後に札幌市内のポートの一部をご紹介。本当にたくさんあるので、すごく便利。あとは自宅の近くにもあれば、まじで嬉しいんだけど、まあそれはワガママか。




 ポロクルの詳しい使い方については公式ホームページで!

 あ!ちなみに10月末なので、お気をつけて。

 札幌の町で自転車を楽しむのは期限付きなのです。




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