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  • 執筆者の写真KANAZAWAyuuki

Peachの旅くじでGO!ひとり大阪旅⑥


ついに帰途!

しかし最後まで

前途多難…アホです

その5からの続き


 狙っていたお土産を購入し、1階へ降りる。このままたこ焼きを食べることを決めていたので、迷うことなくエスカーター下で「生ビール」「たこ焼き」を購入。立って食べるお気楽スタイルだからこそ、1人でも立ち寄りやすい。


 大阪旅で、ようやくたこ焼きにありついた。昨日はそんな腹の余裕は皆無だったからね。

  ハフハフと口に放り込みながら、時間を確認する。まあこのまま空港に向かう予定だが、余裕だ。できれば高島屋に寄って地下でお土産を買って帰りたい。そのくらいでちょうどいい時間配分。


 満腹になったので移動。お土産を入れてさらに重くなったスーツケースを、ごろごろしながら高島屋へ向かう。

 目的は「北極星」と「赤福」。関西エリアに来るとどうしても「赤福」は買いたくなる。しかも高島屋には2個入りというレアなかわいいものも売っている。それは空港では買えないからね。多分ね。

 北極星のオムライスをテイクアウトし、札幌まで持って帰るあたりは変態度は満点。帰宅後に食べたいから仕方ない。はっきり言って賞味期限6時間ぎりぎりセーフの計算。うしし。どちらの目的も果たし、さてあとは空港行きの電車に乗るだけ。さらにスーツケースは重いが、もうゴールは目の前、頑張れ自分。


 というところで、電車がどこかわからない。あちこち行ってみるが「南海本線で空港行き直通」である。なぜ見つからないのか。しかも、自身の名誉のために言っておくが、同じルートは3回過去に経験ある。なぜ見つからないのか。あああんもう、誰か教えて!とぐるぐる歩く。

 ご存じの方は「え?高島屋からって、出てすぐじゃん」と寧ろ困惑されていることだろう。わたしだって困惑したよ!あとから考えたら、本当に高島屋の出口(わたしが出たところだけど)からすぐ左だった。しかし、この時は気が付かずまっすぐ進んでしまった、という間違いがもとで、これもうマジで20分のロス!!

 他の路線図を見るも、地図を見るも何がなんだかわからなくなり、プチパニックである。そして、ある時気が付いた。

 「あ、電車って…地上だった」ということに。


 は?何を言ってんだ?と思われるだろうが、札幌に移住して5年目のわたし。実は札幌で「電車」といえば、ほぼ「地下鉄」のことを指す。ちなみに地上にある線路は「JR」と呼ばれる(年配の方は一部「汽車」とも呼びます)。札幌市内を走るのは、その2種に加えて「路面電車」。つまり「電車」=「地下鉄」という意識がすっかり脳みそを占領していた。だから高島屋の地下の出口から歩いて「階段を上がる」という選択肢がなかったわけ。

 あああ、自身が札幌脳になってしまったことを、何だか不思議に感じる。こういうのって、本当に無意識なんだろうな。でもきっと、もともと札幌に住んでいる人は逆にわたしみたいな間違いはしないのかもなぁ、などと考えながら、なんば駅の大階段を昇った(エスカレーターね…)。

 無事に空港に到着し、さっさと搭乗手続き。荷物も重めの15キロ。そりゃあ持って歩くの大変だよな。よく頑張ったぜ自分よ。搭乗待合室へ早足で進む。なぜ急いでいるのか?というのは別に時間が迫っていたわけではない。

 ビールが飲みたいからだ。

 搭乗前に、何としても飲みたい。Peach shopでPeachオリジナルのクリアケースを購入し、そのままお向かいのSORATERIAへ。迷わず「おつまみセット」を注文。1人でうはーとソファに座る。

 あああ、大阪楽しかったなぁ。「食い倒れの町」をこの年で本気でやっちまうとは、わたしも元気なものだ(胃薬飲んだけどさ)。プハーっとジョッキを置きつつ、待合室を眺める。相変わらずカラフルなソファがかわいい。たくさんの人で賑わっている。YouたちもPeachで大阪を楽しんだんだね。旅くじ、した?わたし、したの。それで来たのむふふ、と誰も聞いていない独り言を脳内でつぶやく。

 フライトまで、あと15分だ。ゆっくりと立ち上がった。



おしまい

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