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北見から巡るうまいもの旅2

更新日:3月19日

北見市の夜はもちろん

美味しい焼肉を食べに その2


「北見から巡るうまいもの旅」

その1の続き…


 園内に足を踏み入れると、通路の左右に色とりどりの花が咲いていた。

 紫色のフロックスや、オレンジのマリーゴールド、ん?白花豆…?豆のツルがアーチになっていてなんとも北海道らしい。先に進むとピンク色のアジサイ、足元にはタンポポの綿毛、右には黄色に輝くひまわり畑…。って、

今、春だっけ?夏だっけ?それとも秋だっけ?

うん。秋です。

 本州では考えられないラインナップ。

 卑弥呼と織田信長と坂本龍馬が、一緒のソファに並んで座っているようなものだ。

時代が違うだろ!時代が!

北海道民曰く「タンポポって1年中だっけ?」「ヒマワリは秋まで咲くよね」 はぁ?もはやパラレルワールド。でもこれが普通の北海道。冬が長いせいか、雪が降らない季節に「春夏秋」がぎゅうっと詰め込まれているので、1か月の間に2~3か月分の花が咲く感じ。個人的感覚だけど。看板にあった「懐かしい緑」は野草のようだが、わたしにはよくわからなかった。季節にもよるのかな。

 近くの道の駅に寄ったら「タマネギ」が大量に売っていた。北見市は日本一のタマネギ産地だもんね。

 持って帰るにはちょっと重いけど、やっぱり買いたくなる。本当は近くにある足湯に入りたかったが、今はコロナの影響でお休み中。残念。


 ホテルに戻る道中で、「Do Waffle!(ドゥワッフル)」というお店に立ち寄った。スイーツスタンプラリーをしながら明日の朝ごはんにしようと、ワッフルを購入。シンプルなシュガーと、ホイップをのせたものをセレクト。これで明日の朝が楽しみだ。


 ホテルに車を置いてから、夕飯に出かける。北見市で食事するなら、そりゃあもうもちろん「焼き肉」人口当たりの焼き肉店の数は北海道で一位。どれだけ肉食べてんのさって思うけど、本当に北見市の人はランチでも気軽に焼き肉店に行く。午後からの仕事にも元気が出そうでいいよね。そういえば、初めて北見でお肉の種類「サガリ」を知ったなぁ(横隔膜の筋肉らしい。ホルモンに近いし、あまりたくさんの量は取れないので希少部位でもある)。

 さて、本日予約したのは「としお」というお店。んもうネーミングだけでもインパクト強。今回、北見に出発する前日に、ネイルサロンに行ったら担当スタッフさんが北見に住んでいたことがあるらしく、

「としおがオススメだよ!」と教えてくれた

(ご指名?)。

 

 素直にそれに従い、カウンターに座る。続々と常連客らしい人々が楽しそうに入店。注文に迷ったので、「焼肉職人」だというオーナーに「あまりたくさんの量は食べられないので、美味しいのちょっとずつ食べたい」と女優のようなお願いをした(妄想)。としおさんは嫌な顔もせずに、じゃあ!と喜んで美しい肉たちを次々に説明付きで皿に並べ、時々実際に焼いてくれた。肉によってつけるタレも変化するのが面白い。


う、うまいいいいい。

 自分のペースで極上の熟成肉を、ゆっくり焼きながらビールをかっくらう?いえ愉しむ今宵…。おほほ。色んな種類を出してくれて、まるで大人のスイーツバイキングみたい(甘いものより肉がよき)。

 店内では賑やかな声が響いている。

 オーナーが常連さんに愛されているのがじんわりと伝わる。いいお店だなぁ。ほろ酔いでお店をあとに。あああ、万歳肉。

 北見市街地のゆるい灯りを辿りながらホテルに戻った。



 2日目の朝。

 昨日買ったワッフルをいただく。シュガーが溶けていてなんかそれはハマる美味しさだった。ご機嫌で部屋を出る。

 うお。雨である。レンタカーを出発させてから気が付いた。あ、傘を持ってない!ホテルで借りられたかもしれないのになぁ。そしてさらに失態に気が付く。

 「スイーツスタンプラリー」のシートをホテルに置いてきてしまった。

 あああ。なんということだ。今日持っていなければ、3つスタンプを確保するのはすでに無理。一気にやる気をなくす。いいやもう、甘いものは。ワッフル美味しかったし。あとは食事に集中しよう。

 気を取り直して、今日は網走に向かう。

 北見市から網走市に入ると、急に丘陵が多くなったように感じた。雨に打たれて緑が生き生きしている。雨は生き物には欠かせないものだもんね、観光に来て雨が降るのを腹立たしく思っちゃいけない!緩やかな曲線を描く畑や、生い茂る樹々が雨でキラキラしている。美しいな、北海道。 

 10時。卯原内サンゴ草群落地に到着。この秋の時期には、赤く紅葉するサンゴ草が美しい場所だ。

 だーかーら、雨降ってます。どうしよう?他の観光客の皆さんは、傘をさして奥まで散歩しに行っている。畜生。なんで今日、雨なんだ?もはやすでに、さっきの自然の尊さはさっさと忘れて、暴言を吐く。根性出してクルマから飛び出てみた。カメラでパシャパシャ撮影。ダッシュでクルマに戻る。ううう、濡れたよ、雨だよ。ううう。


 車内から改めて眺めると、遠くに能取湖(のとろこ)が見える。その上は空。きっと天気が良ければ、その青とサンゴ草の赤のコントラストがきれいなんだろうな。

 その木道を悠々と歩く自分の姿を妄想する。うむ。なかなかよい。人には想像力が必要だ。


 再び雨の中、クルマを走らせて道の駅「流氷街道網走」に駆け込む。売店に楽しそうな若者たちがいて、彼らを見ているだけでもワクワクした。うっかり「若い人はいいわねえ」などとつぶやくまであと数年かもしれん。

 窓の外に目を向けると、そこにはオホーツク海!静かに停まっている船、遠くまで広がる海。冬に流氷を見に行くにも、ここから船が出ているので、今年こそは!と思っている。一度だけ羅臼で船に乗ったことがあるんだけど、ほぼ外から見るので極寒の中、もうへろへろだった(冬の動物の写真を撮りに来るカメラマン向きの船だったから)。

 次回はこの道の駅発着の、室内はぬくぬく「おーろら」に乗りたい。ぜひとも。


 道の駅からすぐ近くの次の目的地「流氷硝子館」に向かう。

 またまた雨に濡れるまい、と建物の入り口までダッシュ。

 店内に入ると、そこはもうガラスの世界!きゃっほうと右左きょろきょろ。北海道の作家さんのものがあったり、奥の工房がちょっぴり覗けたりと楽しい。

 リサイクルガラスで、網走の流氷が表現されていて、めちゃくちゃ感動。そしてスタッフの方が、絶妙なタイミングで声をかけてくれるのが、心地よい。

 ああ!ガラス好き!食器大好き!!気になる作品があったけど、衝動買い

しすぎるなこれ…と自らが心配になったので、一度クールダウンのため奥にあったカフェに入った。ふう、まあ落ち着け自分。言い聞かせながら、雨降る海に面したカウンターに座る。



 美味しそうなメニューに目移りしつつ、「シナモンジンジャーラテ」を注文。網走呼人の関さんのはちみつがけらしい。いいねいいね、そういうの。

 お水はセルフなんだけど、ここの工房で作られたらしい可愛いガラスのコップがいくつも並んでいて、好きなのを自分で選べるのが楽しい。うはーテンション上がる。もちろん提供の食器もガラス製品。オホーツクの海を背景に映えるなあ!(天気よければね、もっとね)

 シナモンのいい香りと、ほっとさせてくれるはちみつが美味しい。

 窓に目をやると、海に小さな岩が突起している。ん?まさかこのカフェの名前が「帽子岩」だったけど、あの岩の名前がもしかしてそうなのかな?

 スマホで調べてみると思った通り。

 あの岩が帽子なら、被って海中に埋まっている奴は結構大きめの人間だな…

などとくだらないことを想像する。→こんな? 


 目の前にはウミネコ。微動だにしないのはなぜか。それらをぼんやりと見つめながら、ラテを飲む幸せ。

 雨のオホーツクを眺めて心が静かになったところで、カフェを出て目当ての作品に再び向かう。

 うむ、やはりこれはわたしの好みだ。指輪、イヤリング、皿を手にした。結局全て買う気ではないか。あああ、んもう、すぐ付けちゃうこれ!今日の洋服の色と合いすぎる!と1人暴走し、お店のスタッフの人に無理矢理?似合うよね、と同意させ、購入。

 クルマのなかで指輪とイヤリングを装着した。


 さて。お昼である。

 網走湖へ向かってクルマを走らせる。


 その3に続く

  お昼ご飯だ!!