KANAZAWAyuuki
富良野・美瑛を巡る冬の贅沢バス【その2】
更新日:1月10日
白い世界を走るのがたまらない。
青い池からの続き「その2」です。

このエッセイの前の話はここから。
(読んでない人は戻って読もう!)
バス車内の温かさを堪能するや否や、次の場所「しらひげの滝」に着く。
再び雪の中をテクテクと歩いて橋の上までくると、眼下には、まさに「白いひげ」のような滝が現れた。
絶句。言葉が出ない。
凍り付く樹々だけでなく、流れ落ちる滝もかなり凍っていて、それはもう躍動感ある「白」の世界。
流れ落ちる水が川の青を生み出しているようで、なんともいえず美しい。さっきの青い池が「静」であれば、こちらは「動」の白い世界。
気温が低いせいで、流れる水から湯気が上がっている。っておい、意味がわからん。
どんだけ気温、低いんだよ。

たっぷりの雪が積もった、橋の欄干から下を覗くと、びびるくらいに高かった。白い雪の間から見える、少し青い川が何だか愛おしい。はらはらと落ちてくる雪が、その欄干にのっている。ん?これそのまんま雪の結晶だぁ!
当たり前?そうなんだけど、意味わかる?
話、聞いてる?
雪が降ってきてどこかに落ちたら、そのまますぐ溶けるものしか知らんかったのよ。これがさ、北海道ではそのまま溶けないわけ!寒いから!気温が低いから!
思わずスマホでその欄干を撮影してみた。めっちゃきれい!!雪の結晶がそのままカメラで撮れるって、初体験。
一人興奮していたけど、北海道の人にとってはどうやらこれは当たり前らしい。ちぇ。
さらに、川の真ん中あたりに、おそらく川の中にある岩に雪が積もったらしき感じのものがあって。これがまた、白いブナシメジみたいでかわいい。ふんわりもっこり。
雪っていろんなものに見えてくるなぁ。だから札幌の人は、雪像とか作って「雪まつりやろう!」とかになったのかなぁ。などと勝手に思う(おそらく違います)。
そうして本日二度目の道の駅に。
もうトイレの場所は知っているぜ!と思っていたら「あちらの建物にもございます」と案内される。どうやらまだまだ無知だったようだ。
ショップがある建物に行ってみると、青い池グッズがたくさん。筆書きの「青い池マグカップ」や青い北海道が入った「耳かき」など、若干プププと手に取ってしまうものから、青いアイシングされた煎餅やクッキーなど、美味しそうなものまで。せっかくなので、自分土産にかわいいクッキーを買う。
その他アウトドア用品のお店や、ハンバーガーのお店もある…がなんとこの時期は11時半からのオープンのため、中は見られず…(冬季は営業時間が変わるようです)。
「サッポロクラシック」と看板が出ていたお店もあって、この2回目の訪問時には
「しめしめ。飲酒inバス!!」
と思っていたのに、こちらも開いていない。
ちぇっちぇっ。などと思いつつ、大人しくバスに乗り、お次は美瑛神社へ向かう。
いつアルコールに出会えるのか?!!
バスは北海道の3大パワースポットともいわれている「美瑛神社」へ。
雪景色の中で、また雰囲気あっていい感じ。しかも境内は小規模なのでちょっと立ち寄るにも時間がかかりすぎなくていい。

さて、恋のパワースポットらしいので、ここはちゃんと手水をして…と思ったら、なんと
凍っている!!北海道の神社、おそるべし…。
これでは手が洗えないが、仕方ない。洗ったつもりで、参拝に向かう。
美瑛神社には「隠れハート」があるらしく、本殿など見上げると、かわいい形があちこちに見つかる。おっ!ここにもハートが!!と張り切って写真撮ったんだけど、「これって普通だよね…」と、
別に美瑛神社じゃなくとも
「一般的にハート」なものまで
テンション上がって撮っていた。
なぜか自宅に帰ってから我に返った。
恐るべし、パワースポットの魅力!!どんまい。
参拝をして、おみくじを引きに行く。ここにはちょっと珍しいおみくじが社務所の方で売っているそう。
なんと、とうもろこしの形!加えて中のおみくじの文言が、北海道弁で書かれているらしいのだ。旅先でこういうのは楽しくて、つい買ってみたくなるよねー。
ひとつ選んで、早速開けようと思ったんだけど、手が冷たくてうまく紙が開けない…。バスに乗ってからにしよう、と思いバックへ仕舞う。
他の人たちも楽しそうに、隠れハートを探したり、雪に触ったりしている。
わたしはさっき撮影したハートを確認しようと、カメラの再生ボタンを押していた。。
そしてパワースポットならではの?不思議体験をすることになる。
続きはその3で…。
※このエッセイは、フラヌイ雪物語コースのパンフレットに掲載されている
旅エッセイの完全版です。
※どんなバスコースなのか?はこちらから詳細が見られます。
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