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  • 執筆者の写真KANAZAWAyuuki

阿寒湖パワーで弾丸1泊旅 その5

最後に行ったのは

船をチャーターしないと到着できない

うはうはパワスポだった


その4からの続き…

 運動をして疲れ切ったので、昼食へ行くことにした。アイヌ料理を出しているというお店に行ってみたけど、残念ながら満席で入れず。腹の欲望を優先し、さっさと他の店に行くことにした。地元の人も多いという「郷土料理 奈辺久(なべきゅう)」でワカサギの天ぷら蕎麦を注文。

 人気で混んでいたので、料理が届くまで結構待った。その間にカラダを休められたので、ちょうどよかった。蕎麦はさっぱりしていて好きなタイプ。そして大量のワカサギに驚きつつも、わっしゃわっしゃと口に運ぶ。

 食べても食べてもワカサギ減らない…!こんな大量のワカサギ食べるのは初だ。でも、天つゆだけでなく、塩、カレー粉などで味変も楽しめるので、意外とあっさりと完食。あーー美味しかった!

 ここで案内役1名とはお別れし、今度は残った2人で温泉街のお店をつらつら眺めながら、阿寒湖アイヌコタンまで巡った。同じような商品もあるけど、それぞれのお店のオリジナルや、品数の多い系統なんかがあって面白い。アイヌの木工品がかなり安いので驚く。こういうのが札幌や東京だと、恐らく倍以上の値段がするよな、とややよこしまな気持ちで眺めた。

 

 まだもう少し時間があったので、勇気を出して気になっていたところに行ってみることにした。「ヤイタイ島」だ。昨日昼食を取ったお店に行き、「ヤイタイ島に行きたいです」とお願いすると、「今ちょうど船が戻ってくるところだから、もうちょっと待って」と言われる。クールな対応に、乗っていいのか?ホントに乗せてもらえるのか?などと邪推しているとそのうち女子1名が、我らと同じよう船をお願いしていた。

 3人で受付をしてくれるのを、じっと待つ。窓から外を眺めていると、いかにも「ボート」的なものが3艘くらいあった(先ほどの3枚目の写真参照)。まさかあれじゃないよね?

船長まさか、オールで漕ぎ漕ぎじゃないよね?

 「お客さんも一緒にやってね」とかないよね?と心配していたら、沖の方から大きいモーターボートがやってきた。あ、きっとあれだ!と安堵。

 3人一緒に受付してもらい、船へ。我らは「昨日この島のことを聞いて、今日乗ってみた」くらいの安易な感じで来てしまったが、もう一人の女性はみるからに本気モードである。一緒の船であることが申し訳ない。きっと「うぜー。中年」と思っているに違いない。ごめんね。邪魔はしないからね。

 船はすごい勢いで水面を駆け抜ける。昨日の遊覧船の優雅さとはことなり異なり、んもう「目的地しか見えません」という感じ。10分しないうちにヤイタイ島に到着。早い!すごい!

 船から降りて島に足を踏み入れると、なんだかマリモが全集合したみたいな土地だった。もちろん感じ方は人それぞれなんだけど、足元がものすごく水に、湖面に近い。島が揺れてるみたいで、靴の裏すぐ湖面みたいな、不思議感覚。

 白龍神社に参拝し、御神木にもご挨拶した。パワースポットとか、神社がすんごく大好き!なわけではないけど、訪れた先で行けるチャンスとかタイミングがあるならそれはきっとご縁なのだから挨拶してみよ。そういう感覚。

 だいたい神社参拝そのものも、本来ならお昼までにした方がいいとかいうのもあるけど、こういう時はね、午後でもいいの。仕方ないじゃん。午前中は頑張って自転車乗ってたし。


 自然のパワーを満喫して、船に戻る。キレイなところに身を置くと、自分もキレイになった気がするよね。環境というのは大切だ。


 そろそろ帰りの時間が近づいている。最後に1箇所お土産を買いに寄りたいところがあった。今回のホテルで、夕食と朝食に出ていたお豆腐!「まりも豆腐」の名前で見た目もキュートだったので、お店に行ってみたかった。わたしはかなり大豆好き。毎日豆乳も飲むし、豆腐もご飯代わりにいけるタイプだ。


 「豆腐工房まるふく」さんに着くと、まさに工場!という店舗。ピンポンを押すと奥からお店の人が出て来てくれた。

 絹豆腐や厚揚げなどを選び、最後で豆乳を2本追加。「うちの豆乳はとても濃いので、数日たつとさらにどろっとなりますよー」などと、丁寧に説明してくれるのが嬉しい。明日の朝、この濃い豆乳で青汁をシェイクして飲むのが楽しみだ(毎朝、青汁豆乳が朝食という恐ろしく地味なわたし…)。

 最後にそんな阿寒のワクワク土産を抱えて、帰途につく。今回の旅は、まさに阿寒湖らしい「グリーン」の旅だった。マリモ、湖面、森林のどれもが季節的に輝く緑。

 グリーングリーンあおぞらにはララ的な気分で、札幌へクルマを走らせる。今度はアイヌの空気が揺れる、真冬の白の中に身を置いてみたいなぁ。次の旅を想像し、助手席でサッポロクラシックのプルタブを開けた。うひ。プシュ。            おしまい


※後日談ですが

 この豆乳、数日であっという間に

 本当にどろりんちょになった。すごすぎる!

 味が濃厚で、美味しかったよ!

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