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阿寒湖パワーで弾丸1泊旅 その3

更新日:8月24日

ついに今回のメインともいうべき

「カムイルミナ」を

体験しちゃったよう。

その2からの続き


 今日、まだ、わたくしビールを飲んでいない。


 はあ、疲れた!ようやくホテルにチェックインする。本日の宿は「あかん遊久の里 鶴雅」。いきなりロビーでふかしたてのジャガイモでおもてなし。お腹が減ってもいないのに、つい取って部屋へ持ち帰る。あとで食べようっと。

 お部屋は1人では十分すぎるほど贅沢なツイン。窓側にはすっけすけのバスルーム。ううむ。これはカップルにはたまりませんな、などとつい考えてしまうわたしは中年。畜生。

 ※もちろん、すっけすけでも見えないようにブラインド付いてますのでご安心を。

 さて、中年はよっこらしょっとお風呂でも行こうかね、と準備する。館内着とタオルを持って大浴場へ。ホテル自体も大きいから、さぞ大浴場もそうだろうとは思っていた。思っていたよ?だけど予想以上の広さ。

風呂が、屋敷そのものではないか!

 ここに住めるのでは?と思うほど、多種にわたる湯船の他に、休憩する椅子も一部にはテーブルまである。ワーキングスペースなのか?(そうではない)しかし裸でパソコン開くのはちょっと抵抗がある。Webミーティングもちょっと微妙だ。乳が見えないように、カメラの映りをギリギリにしたとしても、スッピンだし、髪濡れてるし。汗かいてるし。 

 くだらない妄想をよそに、全ての湯船を堪能してやろうと意気込む。こういうお風呂には、明るい時間から行くのが好き。夜になると、周りがよく見えなくなって、露天風呂の全景なども把握できないままだからだ。


 では端から行きましょかね、うふふ、と「洞窟風呂」を覗いてみた。実は若干閉所恐怖症のわたし。そうっと足を踏み入れると、いけるかな?という気もしたので入ってみた。が、やはり暗くてドキドキする。そのままゆっくりと外へ戻る。湯船につかっていた人から見れば、単なる変人だろう。気持ちを落ち着けようと、すぐそばにあった水飲み場(公園にあるような懐かしい、直接飲めるタイプ。正式には「立形水飲水栓」という)で、水を飲んだらむせた。美味しい水だというのに、むせた。むせて、寧ろ注目を集めてしまった。恥ずかしい。

 

 階段を登って露天風呂に行くと、阿寒湖が一望出来て気持ちよかった。昼間だからこそ、この青空と湖の青緑、そして温泉。うっとりとして遠くを見つめる中年や老人たち。若者は楽しそうにおしゃべりをしながら過ごしている。このように「風呂」という日常でもあり特別な場所だからこそ、年代差を感じる。

 泡風呂も、寝湯も、高温の湯も堪能して風呂を出る。サウナはあったけど入らなかった。どうやら8階の大浴場には岩盤浴があるらしいし、ホント設備が充実している。全部は堪能できない程だ。

 着替えてすっきりしたところで、夕食へ。今日はね、これ以上ないって程、我慢したものがある。

酒だ

 テーブルに着くなり、「ビールください」とお願いした。ビュッフェを取りに行くよりも、先にビールだ!と思っていたら「お料理を取りに行かれて、お席に着くころお持ちしますね」という予想外の美しい配慮!それは正しい配慮だ!でもね、本当は今すぐビールが欲しいの。とは言えず、急いで料理を取りに行く。


 和食をメインに、中華、洋食、デザート、飲み物のブースがあった。迷わず和食のブースに行き、まずは酒のつまみになりそうなものばかりをセレクト。新鮮で大きな甘エビや、ニジマスのお刺身、職人さんが目の前で焼いてくれる串やステーキ、寿司など目移りすること極まりない。が、わたしにはビールが待っている!9つに分かれた大皿が埋まった途端、席に戻った。

 いただきます!と同時にビールも到着。待ってました!と言わんばかりにジョッキにかぶりつく。ぷはー、美味しい。お風呂上がり、1日のシメ!そして美味しい食事。あううう。生きててよかった!お皿がきれいになったところで、再び気になっていた料理を取りに行く。洋食の方を見ると、とろとろのビーフシチューに、瓶に入れられた数種のチーズが!嬉しい!ケーキなどの甘いものには興味がない自分。シチューとチーズに合わせて赤ワインも頼み、

すでにこれが「デザート」である。

 至福の時を過ごし、ビュッフェを後に。あー、満足したぁ!広いダイニングは多くの人でまだまだ賑わっている。そんな皆様を残し、お酒を控えめ?にしたわたしには訳がありまして。これから夜のイベント、阿寒湖の森のナイトウォーク「カムイルミナ」に参加するのだ!


 ホテルの入り口から送迎バスに乗り、観光船の乗り場へ向かう。すっかり夕景になって美しい阿寒湖を背景に、勢いある炎がお出迎えしてくれた。


 受付をし、微妙に輝くリズムスティックを渡され、いざ出発!昼間に少し歩いた森を辿る。しかし夜のそこは、昼間とは全く違う色になっていた。あの緑あふれる場所は、濃い青に閉ざされ、そこにデジタル技術の灯りがきらめいている。

 リズムスティックから流れる音楽と、フクロウの声に誘導されて物語が始まる。左側に阿寒湖の水面が揺れているのが見え、まるで湖面から声が聞こえるような錯覚に陥る。森の奥に目を向けると、行き先を誘うようにチラチラと明かりが見える。

 暗闇を歩くからこそ感じられる土の、水の、葉の、そして樹々のにおい。その中で響くリズムスティックからの声。色とりどりの映像。五感で埋め尽くされるアイヌの世界。

 昼と夜、両方歩いてみた場所だからこそ、その差が生む美しさは他にはない。

 昼間ポコポコしてるなぁと覗き込んでいた「ボッケ」が、鮮やかにその姿を変えている。物語の中でも、大切な場所だ(ネタばれになるので多くは語らぬ)。地球の躍動が感じられるその場所が、赤い光に包まれる。うはー。壮大だなこりゃ。

 スタッフの方の最後の案内で我に返る。返りたいような、返りたくないような。

 ホテルまでの道を余韻に浸りながらゆっくりと歩いた。またフクロウの声がする!と思って振り返ると、なんてことない。夜まで営業しているお土産屋さんのBGMだった。やばいね。

カムイルミナ病だ。


「カムイルミナ」は事前予約も可能!

当日に空きがあれば、ホテルから申し込みも可能ですよ~。

今の時期に阿寒に行くなら、絶対体験する価値あり!

その4に続く!