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阿寒湖パワーで弾丸1泊旅 その2

更新日:8月22日

阿寒湖名物のランチを堪能し

まだまだスポット巡り。

「手湯」の温度には注意だ!

ここからの続き


…2階ではさらに写真が見られるらしいが、音を立てる腹を優先し、ランチに向かうことにした。わたしは、常に自分に正直でありたい。


 狙いは「レイクロブスター天丼」。ロブスター?えへ。さっきと同じザリガニですね。またザリガニ?と思うなかれ。先ほどはボイル、今度は天ぷらだ。ハーフサイズを注文したけど、それなりにボリュームがある。ご飯の上に、サクサクのザリガニがわしゃわしゃとのっている。これ何匹いるんだろう?と数えながら食べていたら、その旨さにすっかり途中からカウントを忘れていた。

 いや、まじで美味しい。甘みもあるし、噛んでいると味が増してくる。ご飯が進む。駆除目的とはいえ、こんなに美味しいならみんなで頂くのがお互いの幸せではないか!

 腹がいっぱいになって気持ちに余裕がでてくると、店内の張り紙に目がいった。「ニジマス釣り」「ヤイタイ島へ送迎」ん?釣りはわかるとして、ヤイタイ島ってなんだ?と思っていたら、どうやら船をチャーターしないと行けない小さな島らしい。めちゃくちゃパワースポットらしい。神社があるらしい。

このお店から船を出してくれるらしい。

行ってみたいらしい。←自分。

 興味はありつつも即決はできず、食後はもともと予定していた「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」に向かった。観光地らしいお店を眺めつつテクテクしていると、店先にいくつも「手湯」や「足湯」があることに気が付く。「手湯」は阿寒湖温泉が発祥だそう。どうりでたくさんあるわけだ。それぞれのお店で形容も異なりなかなか面白い。

 嬉しくなって早速、手を浸ける。「あっち!」え?ちょっと…思ったよりもずっと高温じゃないか!阿寒湖温泉は、場所によって源泉が50~80度と幅があるそう。意外とぬるい場所もあれば、思わず手を引っ込める高温の手湯もある(でも80度ということはないのでご安心を)。

 途中のアートギャラリーなどにも立ち寄り、間伐材で作られた作品などを見て回った。アイヌの文様と有田焼のコラボ作品や、美しくて世界一無駄なコーヒーサーバー(絶賛してます)には脱帽。素敵すぎる。そして、木の皮から作られた、繊細な紐。これをさらに組んでカバンや装飾品にしていくそうだ。なんともまあ時間も手間もかかる作業である。わたしなら絶対途中で飽きている(そういう話ではない)。

 立派な足湯もあったので、せっかくなので入ることにする。旅先って結構足が疲れるものだ。思ったよりも歩くことも多いし。張り切って靴下を放り投げ、湯に浸かる。思ったよりも熱くない。先ほどの手湯の方が阿呆みたいに熱かったのでやや拍子抜け。

 地元の人に聞くと「今日はぬるいね」と言っていた。天然のものだからこそ、その日の気温や天気にも左右されるんだろうな。ということで、熱い日もあるようだから、温度は確認してから足を入れるがよい。

 すっかりひざ下が気持ちよくなると、もう先ほどの

靴下を履く気がいっさいなくなった

別に誰に怒られるわけでもないので、そっと鞄に靴下をしまう。うへへ。裸足でGO!


 エコミュージアムセンターは、天井が広く、開放的な空間だった。右側には「まりも研究室」があるらしいので、ちょっと覗いてみる。この阿寒湖温泉の土地管理や森林保全事業などを行っている「前田一歩園財団」の歴史も書いてあり、初めて阿寒がそういう土地なのを知った。へええ、とまたマリモに目を向ける。ふわふわとガラスの向こうでそれが揺れている。

 天井が高い展示部屋(アクティビティサロン)に行くと、魚たちが泳ぐ水槽もあってなかなか面白い。鳥の「クマゲラ」の実物大があって、思いのほか大きく驚いた。キツツキ科だから小さいイメージだったのに、

え?普通にカラス並ではないか。

 この大きなくちばしで樹に穴をあけるということは、結構な大きさだようなぁと思う。すごい。

 一通り見て回ってから散策路に行くことにした。「ボッケ」は見た方がいいよ!と聞いていたので、そこを目的に森の中を行く。巨大なフキや、水芭蕉、見たことのない大きさのシダ類など、一瞬ここがどこなのかわからないくらいの緑に囲まれる。

 倒れた木々が、そのまま残されているのが印象深い。


 国立公園内だから、木が倒れてもそのままにすべきなのだそう。倒木のまま苔が生えていたり、他の木と絡まっていたりするのを見ると、まーなんとも言えない世界観。自然そのままの姿。ちょっとしたジブリの「もの〇け姫」気分

(ということはわたしがもののけ…)。


 途中で、クマゲラの巣があった。さっき実物大をみたせいか「やはり」という大きさ。クマゲラは国の天然記念物なので、巣作りするのは貴重らしい。そのせいで阿寒では夜のイベントが延期開催された今年。まあ、しゃあないといえばしゃあないけど、関係者は大変だよね。


 それにしても、だんだん硫黄の匂いがしてきた。これは「ボッケ」に近づいたな…とわくわく。あった!とのぞき込むと、確かにぼこぼこ、ぽこぽことしている!「ボッケ」というのはアイヌ語で「煮え立つ」という意味。その名の通り、100度近い泥が地下から噴出しているのだ。静か~にぽこぽこしているけど、中に落ちたら大やけど間違いなし。当然ながら雪が降っても、地熱で溶けてしまうそう。地球ってすごいよなぁ。日本の各地にもこういうのはあるけど、北海道はかなり身近にこういうものがあって興味深い。



 すぐ近くには「コオロギ」が生息しているという場所があった。は?コオロギ?秋の生き物でしょ?秋の夜長を鳴き通す、虫でしょ?キリキリキリキリの、虫でしょ?と思ったら、まあその通り秋の気温というか気候に近いからこそ、通年生息しているそう。ボッケの地熱エリアだからこそ温かいんだってさ。北海道だぜ?おい。北海道すごいなおい!

寒いんだか暑いんだかわかりゃしない。

 ボッケを堪能したので、来た道を戻る。さっきは気が付かなかったキノコや、葉っぱに再びカメラを向けながら歩く。気持ちいいなあ。深呼吸して、思い出した。

今日、まだ、わたくしビールを飲んでいない。

その3に続く