About Me

石川県金沢市生まれ。
大学卒業後から観光情報誌に携わり、各地の宿泊施設や観光地を巡る。2011年に日本でもLCC(ローコストキャリア)が飛び始この安さで飛行機に乗れるなら、旅は


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©SensEcriere  Witten by KanazawaYuuki

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あ「雨」 


 雨が降るのは、時々なら気持ちよいなといつも思う。クルマ生活をしていたせいか、あまり傘を持たずに出かけることが多かったけど、札幌に来てクルマを手放してしまったから、雨のことも意識するようになった。というか、クルマを手放したことによって、明らかにいいことがひとつある。

 いつでもアルコールが飲める、ということだ!!運転しないということは、酒を飲んでもいいんだね。いいねいいね、いつでも飲んでいいんだもの。最高。

 雨の話に戻そう。


 札幌の雨は、冷たい。日本全国どこでも冷たいけど、札幌の雨が他とはちがうことがひとつだけある。「札幌の雨」は少ない!絶対に少ない!!と感覚的に思っていたので、たった今ネットで調べてみたら、全国で4番目に少なかった。ほら、わたしの感覚値はうそではない。

 想像するに、雨が雪に変わるのが他県より早いのでは?ということもあるかもしれない。でもね、なんか少ない気がするのよね。しかも、札幌市民ってほとんど傘を差さないときたもんだ。雪が降っているときは当然のように差さない。

 雨の場合はさすがに冷たいので差すけど、街なかで傘の目撃という比率は極端に少ないように思うのはわたしだけか?

 それとは逆に、降水量ラインキング4位に入っている石川県で生まれ育った自分。昔から「弁当忘れても、傘忘れるな」という名言があった。

 今の若い人たちは知っているだろうか…そしてこの名言が現役なのかどうかは知らんが、当時…高校生の時に、アルバイトしたお金でお気に入りの傘を買って、大事に大事に使っていたことを思い出す。大和(金沢の百貨店)で買ったマリ・クレールの紺の傘。カーブが強くて赤の縁取りになっていて、すごく可愛かった。でも使って2か月くらいの間で、

なんと盗まれた。しかも学校内で!

 今となっては「名前書かないからでしょ!」と母ちゃん根性で叱咤するところだが、当時はもうとにかく悲しくて悲しくて、泣きながら濡れながら学校帰り、姉の働いているお店に立ち寄り、なんと自動ドアに挟まれた。未だに忘れない。自動ドアって、自動で開くんじゃないんか!!人が通るときに閉まるって、どういうことだ!とは思うけど、打ちひしがれたあの時のわたしは、きっと生気がなかったんだろうなぁ。

 姉に駆け寄って泣いていたら、あとからパートのおばさまが「妹さん、失恋でもしたの?」と心配していたらしい。いえ、傘を盗まれたんですわたし。



 とはいえ、その時のショックは非常に大きくて、しかも恐らく同じ高校に通う女子が取ったという事実を考えると、まるで「知らない女に彼氏を奪われた」ような気分だった。そういう経験はなかったけど、日記にもそう書いていた。だからそう感じた妄想17歳。


 札幌に仕事で行き来するようになってからは、実は札幌で傘を買った。

 それも、取材先の雑貨屋さんでひとめぼれした傘。東京の日本橋産。

 帰りに日本橋に寄って買えよ!!(当時出張中なので)

 でもね、可愛かったのよ、マジで。そして取材の仕事を終えて、札幌から成田に向かう飛行機に持ち込み手荷物として、持って帰った。そして何度か関東で使い、今は札幌の自宅にある。

しかし滅多に使わない。

 雨の日には使うけど、雨の日は自宅に閉じこもって仕事していることが多く(つまりは天気が悪いと外に出ない。晴耕雨読型)、傘の出番はあまりない。降水量の少ない札幌(北海道)。傘の出番がないとはいっても、1本くらいはあるといい。でも傘立ては必要ない、その程度です。


※降水量ランキングは当日調べです。そりゃあ天変地異で多少の変動はあると思うのであしからず


#札幌 #雨 #エッセイ #金澤佑樹 #傘

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