top of page
  • 執筆者の写真KANAZAWAyuuki

さ「サッポロクラシック」

更新日:2022年12月25日


 ここで、この話をしないわけにいかない。それが「サッポロクラシック」!そう、北海道限定のビールです。

 知ってる人は知ってると思うが、知らない人は知らないと思うので(当たり前)、一応説明すると、以前のわたしはLCC(ローコストキャリア)の機内誌を作っていた。その関係でLCCに乗って札幌にも仕事でよく来ていて、来るたびに「何という旨いビールだ!!!」

仕事が終わったらぐびぐびぐぶぐぶと溺れるように飲んでいたのが、このビール。

 出張中にだけ飲める、ということに耐え切れなくなるころ、時々近くのスーパーで「北海道フェア」として売られていることがあった。もうそんな時には、迷わず箱買い。んもう、初恋の人に偶然会ったような感激!感動!愛!!!


 でもそのうち、「たまたま、あったから買う」という行為に嫌気がさし(待てない)、ふと気が付く。「通販で買えばいいじゃないか」と。あーそうだそうだ、その手があった。世の中はネット通販に支えられている。もともとクラフトビールも定期購入しているんだから(ヤッホーブルーイング)、サッポロクラシックも札幌から買えばいいんだ!

 単純明快なことに気が付き、WEBで購入するようになった。


 サッポロビールの偉い人に会った時には

「首都圏で、一番サッポロクラシックを飲んでいるオンナは、このわたしです!」

と力説し「そ、そうですか。ありがとうございます」と若干引かれた思い出もある。


 しかし、1点だけ問題があった。

 配送料が高い。

 北海道からの送料。本州内で行き来するのに比べると、阿呆みたいに高い。貨物として飛行機にのせられるんだから、高いことは仕方ないが、送料分で5、6缶くらいは買えるではないか!

 悶々と過ごす日々の中で、さらにいい手がないかを考えた。

 サッポロクラシックを、毎日、できるだけ安価で、飲んで過ごす方法…。

 そうだ、札幌に、引っ越そう。てか。


 阿呆です。大人なのに阿呆まっしぐらです。本気です。機内誌の事業を他社に譲渡し、自分の身分が自由になったのを機に、LCCに乗って引っ越した。

 ということで、現在のわたくしは札幌に住み、毎日サッポロクラシックを飲んで暮らしている。最初に借りた部屋は「サッポロビール園」にほど近く、実母が遊びに来た時に「おうちに行くのに“サッポロビール園行き”のバスに乗るなんて!!!」と大爆笑していた。いいじゃないか。素敵だろ。別にそれを狙って部屋を借りたわけではないが。


 現在行きつけの大好きな飲食店は、わたしの熱意に負けて?他社の生ビールだったにもかかわらず、店のビールをサッポロクラシックに替えてくれた。

神である。

 それから2年近くたち、わたしはその神の店の隣で、小さな小さなカフェを開いた。カフェでは今のところ生ビールは扱っていないが、中瓶は提供している。夢は「生ビール提供」だが、そこまでサッポロクラシックを飲みにお客は来ないし、何よりそんなものがあったら自分で飲み干してしまうことが心配でならない。

 でも平気!だって隣の店のドアをドンドンと叩けば、いつでも飲める。

 さらにその後、北18条にある大好きな店も、サッポロクラシックに替えてくれた。神である。


札幌って神様多いのね♡


あー、幸せ。ぐびぐび。


※仕事しながら飲んではいませんので。念のため。

bottom of page