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  • 執筆者の写真KANAZAWAyuuki

「い」胃

更新日:2020年1月30日


 この間、リンパセラピーに行ってきた。昔から肩こりがひどくて、首も痛いし、そのせいで頭痛にもなるし、藁にもすがる想いで札幌の神の手にお願いした(まじでなかなか予約が取れないところ)。

 昔からエステもアロマも整体もマッサージも、色々試してきた。でも「ここの先生がいい!」と何度も通ったところは一度もない。技術がよくても人が合わないとか、その逆とか。

 そうしていつの間にか面倒くさくなってきて、肩はますます凝っていき、しまいにはペインクリニック(その名の通り、痛みの病院)で頭痛の原因を調べてもらったら、何のことはない、ストレートネックだからと言われ、薬の処方ではなく「のびのびストレッチゴム」を持たされるというオチ。

「金澤さんそのゴム持って、あちらの部屋で待っててくださーい」

と看護師さんに言われ、その後先生に体操の指導を受けるという…その部屋の隅では、人生の先輩方が黙々となぜか昇降運動をしているという異様な雰囲気。

わたしは緑色のゴムを引っ張りに病院に来たのか!

 とはいえ、しばらくは自宅で先生に言われた通り体操を続けていたら、確かに頭痛は減った。でも肩こりは治らない。


 その後はWEBで調べて、評判の良い整体師のところにも行ってみた。これがまた、とんでもなくすごくて。何がどうかというと「施術じゃなくて、手術か!?」と思うほど、かなり激しいのだ。患部を直に触られて、矯正されているようなぐりぐり感。

 確かにここの先生はよかったんだけど、難点はひとつだけ。

 先生、男性なのよね…。患部じゃなくても、やっぱり体を触られるのはちょっぴり緊張する。

だって女の子だもン。(by大杉久美子)



 そんな肩こり迷走を続けているうちに、これだ!!という先生に札幌で出会った。あ、ここでようやく冒頭の神の手を持つ方が登場。

 「この肩はやばいわ」と先生に言われ、そうだろう、そうだろう!という気分。やばいことが嬉しいわけではないのだが、「君ってわかってるじゃん」みたいな気持ちになるのはなぜか。こちとら中学3年の頃から整骨院通ってるから!!人生の先輩方が電気でビビビッとされて顎外れそうな空気醸し出してる中で、わたしってセーラー服で首と肩をビビッとされたあとに、先生に首を伸ばしてもらってたから!!

 それでいまだに治ってはいない。

 もはや持病レベル。


 その肩から首、背中にかけて丁寧にリンパの流れを良くしてもらう。その手が一瞬止まった。「ん?あれ?」背中の辺りをもう一度触りながら、これは固すぎると何度もつぶやく。

 「金澤さん、胃の調子悪くない?」予想外のことを言われ、いやそうでもないですよと答える。「肩もかなりひどいけど、胃の裏にあたる背中の部分がとても固いのよ。これって、相当胃の調子悪いはずだけど、大丈夫?」あまりにもあちこち悪いと言われるので「ワルワル詐欺」かと思う(そんなことはない)。

 「そういえば最近、朝まで酒飲んで寝た後に、どうも胃が痛くて。これが胃に負担かかってるって症状なのかなとか、感じたことあります!そう、そうだ!この前それで胃薬買いましたもん!」思い出して意気揚々と話すと

「朝まで飲んでたら、だいたい胃もたれします!」

 と、一般的な見解をいただく。

 ほほう。それは普通なのか。別に特段胃が弱いわけではないのか?むしろ胃が強いのか?弱いのか?長年悩んでいる肩よりも、胃の方が悪いのか?よくわからないので、そこはもう気にしないでおこうと思う。

 とりあえず「朝まで酒を飲んでいれば、胃もたれする年齢」だということはわかったので、まぁ朝までは、できれば飲まないようにしようと思う。

 できればね。だって女の子だもン。(by金澤佑樹)

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